What Vicon Is
バイコンとは
デンマークで生まれたバイコン製法は、1世紀の歴史と100ヶ国余の実績があり、ゼロスランプコンクリートを振動と圧縮により成形し、即時脱型する技術です。全国バイコン協会は、⾼強度、低コストの製品を日本で40年以上にわたり造り続けています。
What Vicon Method Is
バイコン製法とは
1.コンリートを投入
水セメント比が38%以下の超固練りコンクリートを使用し、型枠へ投入します。
2.振動
内型枠を振動させ、コンクリートを流動化&充填します。
3.圧縮
充填完了後に振動させながら、上部から加圧板で力を加え成形します。
4.脱型1
振動を停止した後、型枠を上下に引き抜きます。
5.養生室へ運ぶ
脱型後、直ぐに養生室に運びます。
6.養生
常温で1日養生します。
(コンクリートの熱を使用する)
7.脱型2
パレットを取り外し検査をします。
8.保管
ストックヤードで保管します。
バイコンとは、振動 (VIBRATION) と圧縮 (COMPRESSION) の作用によりコンクリートを締固め、成形直後に型枠から取り出してできるコンクリート (CONCRETE) 製品を意味し、製品用のコンクリートとその成形技術のひとつの流れに対して冠せられた名称です。
バイコンは、特殊な混和剤を用いるのではなく、コンクリート中の骨材容積が 可能な限り多くなるように骨材の粒度を調整し、コンクリートを強力な振動と 重力の相乗効果によって締固め、圧縮成形するものです。
Global Expansion
世界展開
バイコン製法は、デンマーク生まれ。
一世紀の歴史と100ヶ国余の実績があります。
※こちらの台数は2015年現在、Hawkeye Pedershaab社製バイコン成形機数です。
1.Strength & Durability
強度・耐久性
高強度
コンクリートの圧縮強度には水セメント比が最も大きく影響します。
水セメント比の小さいバイコン製法は圧縮強度が大きくなります。
耐中性化
コンクリート内のアルカリ性低下により鉄筋の腐食が起こります。
バイコン製法は表面からの中性化深さが小さいことが実証されています。
耐凍結融解
寒冷地では、コンクリート内の水分の凍結と融解の繰り返しで損傷は激しくなります。
寒冷地での深刻な問題も、水セメント比の小さいバイコンは耐久性が高いのです。
耐薬品性
下水道施設などの環境下では、薬品に対する耐久性が要求されます。
バイコン製法は他製法と比較しても腐食量が少ないことが実証されています。
促進中性化試験
二酸化炭素濃度を10%とした試験機にて中性化を促進させます。
下水道環境下にある気相面での腐食量(重量変化) 硫酸pH1.4
2.Reliability
信頼性
バイコン台付管は、 「国土交通省土木工事積算基準」
2章⑨排水構造物工に掲載
一般社団法人 建設物価調査会 発行 「国土交通省土木工事積算基準」
社団法人日本下水道協会 発行 「JSWAS 下水道用台付鉄筋コンクリート管」
3.Workability
施工性
工期短縮
バイコン台付管は巻き立てコンクリートが不要のため、
工期短縮が可能です。
省力化
台付形状で安定性が良く、基礎上に並べて差し込むだけで
据付・接合でき工事が簡単です。
4.Productivity
生産性
大量生産
即時脱型のバイコン製法であれば、 内径300mmの台付管で一日100本以上製造可能です。
短期間に大量生産が出来るので即納可能、 緊急工事に最適です。
5.Sustainability
環境性
バイコン製法のCO₂削減
バイコン製法は少ないセメント量で高強度製品が製造できるため、他製法に比べて製品ボリュームあたりのCO₂排出量が削減されます。
台付管施工のCO₂削減
バイコン台付管は、バイコン製法と合理的な断面形状のため、巻き立てコンクリートを施工した場合や同クラスの高強度管の他製品に比べ、大幅なCO₂削減が可能です。
A Comparison With Other Methods
他製法比較

バイコン製法

材料分離 = 小
水セメント比38%

セメント・骨材が均一・密実

流込み製法

材料分離 = 中
水セメント比50%程度

振動により比重の重い骨材が下側に片寄り、比重の軽いセメントペースト分は上側に片寄る傾向になります。

遠心力製法

材料分離 = 大
水セメント比45%程度

遠心力(回転力)により、比重の重い骨材が外側に片寄り、比重の軽いセメントペースト分は内側に片寄る傾向になります。


セメント使用に係る CO₂排出量比較
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